フェイスラインのゆるみ、頬の毛穴の開き、笑ったあとに残るシワ。鏡を見るたびに気になるけれど、ダウンタイムの長い施術には踏み切れない。そんな方の間で名前を聞くようになったのが「モフィウス」です。ただ、検索してみても「何回受けるべきなのか」「本当のところ費用はいくらかかるのか」「ダウンタイムはどのくらいか」がはっきり書かれた情報は意外と少ないもの。この記事では、かおのたね編集部がモフィウスの仕組み・料金相場・回数の目安・ダウンタイムの実際・肌悩み別の考え方まで、2026年時点の一般的な情報として整理しました。判断材料としてお役立てください。
補足・参考
本記事は美容医療全般の一般的な情報整理を目的としたものです。施術の内容・料金・適応は医療機関ごとに異なります。実際の判断は必ず医師の診察・カウンセリングを受けた上で行ってください。効果には個人差があり、本記事は特定の結果を保証するものではありません。
モフィウスとは?基本を3つのポイントで整理
モフィウス(Morpheus)は、マイクロニードル(極細の針)と高周波(RF・ラジオ波)を組み合わせた美容医療機器の総称として語られることが多い施術です。日本国内では「モーフィアス8」「モフィウス8」といった表記でも紹介されており、いわゆるRFマイクロニードル系のカテゴリに属します。
まずは仕組みを3つの視点で押さえておきましょう。
1. 針で「刺激」+高周波で「熱」を同時に与える
従来のダーマペンなどのマイクロニードル施術は、細い針で肌に微細な穴をあけ、肌自身が持つ修復のプロセスに働きかけるものでした。モフィウス系の機器はそこに高周波を重ねます。針の先端から熱エネルギーを届けることで、肌の表面だけでなくより深い層(真皮〜皮下)にアプローチできるとされているのが特徴です。
この「針+熱」の組み合わせが、たるみやハリの悩みに対して選ばれる理由になっています。表面のキメを整えるだけでなく、土台の引き締まりに着目した設計といえます。
2. 針の深さを細かく調整できる
モフィウス系機器のもうひとつの特徴は、針の刺入深度を設定できる点です。機種によって0.5mm程度から4mm前後まで段階的に選べる設計になっており、施術部位や悩みに合わせて医師が調整します。
たとえば目の下や口周りのような皮膚が薄い部分は浅め、フェイスラインや頬のようにボリュームがある部分は深めに、といった使い分けが可能です。一台で複数の悩みに対応しやすいのが、クリニック側にとっても導入メリットになっています。
3. 表面へのダメージを抑えやすい設計
高周波を扱う施術というと「肌表面が焼けそう」というイメージを持たれることがありますが、モフィウス系は針の先端付近から熱を出す構造のため、表皮への熱ダメージを比較的抑えやすいと説明されることが多いです。そのためレーザー系の一部施術に比べてダウンタイムが読みやすい、と紹介されるケースもあります。
ただしこれは「ダウンタイムがない」という意味ではありません。針を刺す施術であることは事実なので、赤みや点状の跡は当然出ます。詳しくは後半のダウンタイム章で整理します。
編集部の一言
モフィウスは「一発で変わる魔法の施術」ではなく、土台をゆっくり整えていくタイプの施術です。だからこそ回数設計と予算計画が重要になります。この記事ではそこを中心に掘り下げていきます。
モフィウスが選ばれる5つの理由
数ある美容医療の中でモフィウス系が話題になる背景を、5つの観点で整理します。
1. たるみと毛穴を同時に狙える
たるみ向けの施術(HIFUなど)と毛穴向けの施術(フラクショナルレーザーなど)は、これまで別枠で考えられることが多かった領域です。モフィウス系は針で表層のキメに、熱で深層のハリにアプローチする設計のため、「たるみも毛穴も気になる」という30代以降の複合的な悩みに向き合いやすいと語られます。
2. メスを使わない
フェイスリフトのような外科的手術と比べると、切開を伴わないため心理的なハードルが下がります。仕事や家庭の予定を大きく崩さずに検討しやすいのは、忙しい世代にとって現実的なメリットです。
3. 肌の色を問わず受けやすいとされる
レーザー系の一部施術では、メラニンに反応するため色黒の肌や日焼け後の肌で注意が必要になることがあります。RFマイクロニードルは色素に反応するタイプではないため、比較的肌色を問わず選択肢に入りやすいと説明されます。ただし最終判断は医師によります。
4. 施術範囲の自由度が高い
顔全体だけでなく、あご下、首、二の腕、お腹といったボディへの応用も紹介されています。「フェイスラインだけ」「首のシワが気になる」といったピンポイントの相談もしやすい機器です。
5. 変化が急に出ないので周囲に気づかれにくい
ヒアルロン酸注入のように即座に形が変わる施術ではなく、時間をかけて肌の状態が整っていくタイプ。「明らかに何かした」と思われたくない方には、この緩やかさが逆にメリットになります。
注意
上記はあくまで一般的に語られている特徴です。すべての方に同じ結果が出るわけではなく、たるみの程度・皮膚の厚み・年齢・生活習慣によって感じ方は大きく変わります。過度な期待は持たず、カウンセリングで自分の肌に適しているか確認することが大切です。
モフィウスの費用相場|4つの価格帯パターン
費用は最も気になるポイントでしょう。モフィウス系施術は自由診療のため、クリニックごとに料金設計が異なります。ここでは公開情報から見えてくる一般的な価格帯を4つのパターンに分けて整理します。
1. 部位単位の1回料金
もっとも一般的なのが部位別の1回価格です。「顔全体」「顔+首」「あご下のみ」といった区分が使われます。
| 施術範囲 | 1回あたりの目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 頬のみ・部分(1〜2ブロック) | 約4万〜8万円 | 初回お試し設定がある場合も |
| 顔全体 | 約8万〜18万円 | もっとも選ばれる範囲 |
| 顔全体+首 | 約12万〜25万円 | 首のシワも気になる方向け |
| あご下・フェイスラインのみ | 約5万〜12万円 | 輪郭重視のプラン |
| ボディ(腹部・二の腕など) | 約10万〜25万円 | 面積で変動幅大 |
この幅の広さは、機器のグレード、使用するチップ(針カートリッジ)の種類、麻酔の含有有無、医師の技術料の設定によって生まれます。「安いから良い」「高いから良い」とは言い切れないのが自由診療の難しいところです。
2. 回数セットプラン
モフィウス系は複数回の施術を前提に語られることが多いため、3回・5回といったセット料金を用意しているクリニックが目立ちます。
| プラン | 総額目安(顔全体) | 1回あたり換算 |
|---|---|---|
| 1回(単発) | 約8万〜18万円 | 8万〜18万円 |
| 3回セット | 約22万〜45万円 | 約7.3万〜15万円 |
| 5回セット | 約35万〜70万円 | 約7万〜14万円 |
セットにすると1回あたり1〜2割程度安くなる設計が一般的です。ただし途中でやめたくなった場合の返金規定はクリニックによって差があるため、契約前に必ず確認してください。
3. 追加費用の存在
提示された施術料金だけで済まないケースがあります。事前に確認しておきたい項目を挙げます。
・麻酔クリーム代(3,000〜10,000円程度)
・初診料・再診料(0〜5,000円程度)
・施術後の鎮静パック・LED照射(無料〜15,000円程度)
・処方薬・アフターケア用スキンケア
・針深度を深く設定する場合の追加料金
「顔全体●万円」の表示に麻酔が含まれているかどうかは、総額に数万円の差を生む場合があります。特に回数を重ねる前提なら見過ごせないポイントです。
4. 併用施術との組み合わせ料金
実際のカウンセリングでは、モフィウス単独ではなくHIFUや注入系との組み合わせを提案されることも珍しくありません。組み合わせプランは総額が上がる一方、単独購入より割安に設定されることもあります。「必要だから勧められているのか、単価を上げるためなのか」を見極めるには、勧められた理由を具体的に説明してもらうのが有効です。
補足・参考
上記金額は2026年時点で一般に公開されている料金情報から編集部が整理した目安レンジです。地域差・キャンペーン・機器の世代差により実際の価格は変動します。必ず受診予定のクリニックで最新の料金表を確認してください。
回数の目安|3つの考え方で計画する
「何回受ければいいのか」は最も多い疑問です。ただし正解は一つではありません。3つの軸で考えると計画が立てやすくなります。
1. 一般的な推奨回数と間隔
クリニックの説明で多く見られる目安は、3〜5回を4〜8週間おきというパターンです。肌の入れ替わりのサイクルや、熱刺激後の回復期間を考慮した設定です。
| 目的 | 回数の目安 | 間隔の目安 |
|---|---|---|
| 毛穴・肌のキメを整える | 3〜4回 | 4週間おき |
| ハリ・引き締まりを狙う | 3〜5回 | 4〜6週間おき |
| ニキビ跡の凹凸ケア | 4〜6回以上 | 4〜6週間おき |
| 首のシワ・質感ケア | 3〜5回 | 6〜8週間おき |
| 維持のためのメンテナンス | 1回ずつ | 6〜12か月おき |
2. 「初期集中」と「維持」を分けて考える
費用計画で混乱しがちなのが、初期の集中期間と長期のメンテナンスを一緒に考えてしまうことです。分けて設計すると見通しが良くなります。
初期集中フェーズ
まずは3〜5回をまとめて受け、土台の状態を整える期間。この時期にまとまった費用がかかります。
維持フェーズ
初期を終えたら、半年〜1年に1回程度のメンテナンスに切り替える考え方が一般的です。初期に集中投資し、その後は年1回程度で状態を保つという設計なら、長期的な負担感は抑えやすくなります。
3. 変化を感じるタイミングの目安
モフィウス系は熱による働きかけがベースとなるため、施術直後よりも時間が経ってから状態が整っていくと説明されることが多いです。一般的に語られるタイムラインを整理します。
・施術直後〜3日:赤み・熱感。むしろ肌はゆらいでいる状態
・1週間前後:赤みが落ち着き、肌表面の質感が変わってきたと感じる人も
・1か月前後:キメやハリの手ざわりに変化を感じ始める時期とされる
・3か月前後:複数回を終えてから、全体の印象の変化を感じる人が多い時期
つまり1回受けて2週間後にジャッジするのは早すぎるということです。イベント前に慌てて1回だけ受けるという計画は、この施術の性質には合いにくいと言えます。感じ方には大きな個人差があります。
ダウンタイムの実際|5段階で見る経過
「ダウンタイムが短い」と紹介されることの多い施術ですが、針を刺す以上ゼロではありません。実際の経過を段階に分けて整理します。
1. 施術当日
顔全体に赤みが出て、日焼け後のようなヒリつきや熱感を感じるのが一般的です。針の刺入跡が点状に見えることもあります。腫れが出る人もおり、翌日にかけて強くなる場合もあります。
この日はメイクを避けるよう指示されることが多く、人と会う予定は入れない前提で計画するのが無理のない考え方です。
2. 翌日〜2日目
赤みは残りますが、多くの場合ピークを越えていきます。腫れが出るタイプの方はこの時期がもっとも気になる時期。肌がざらついた感触になったり、乾燥を強く感じることもあります。
クリニックの指示に従い、この時期からメイクを再開できる場合もあります。
3. 3〜5日目
赤みが引き、肌表面がやや粉をふいたようになったり、細かい皮がめくれてくることがあります。かゆみを感じる方もいますが、触らずに保湿でしのぐのが基本とされています。
4. 1週間目
多くの方が見た目上は落ち着く時期です。ここから肌の内側での変化が続いていくとされ、外からは分からないプロセスの期間に入ります。
5. 2週間目以降
通常の生活・スキンケアに戻れる時期。ただし紫外線対策は継続が推奨されます。次回の施術は4週間以降が一般的な設定です。
| 時期 | 主な状態 | メイク | 予定の入れ方 |
|---|---|---|---|
| 当日 | 赤み・熱感・点状の跡 | 基本不可 | 予定を入れない |
| 1〜2日目 | 赤み・腫れ・乾燥 | 指示次第で可 | 在宅推奨 |
| 3〜5日目 | 皮のめくれ・ざらつき | 可(刺激少なめ) | マスクがあれば通常出勤も |
| 1週間 | 見た目は落ち着く | 通常 | 制限少ない |
| 2週間〜 | 通常に近い | 通常 | 制限なし(UV対策は継続) |
注意
上記は一般的に語られる経過の目安です。針の深さ・出力設定・体質によって経過は大きく変わり、赤みが1週間以上続く方もいます。強い痛み・膿・発熱・広範囲の腫れなど通常と異なる状態が出た場合は、自己判断せず速やかに施術を受けたクリニックへ連絡してください。
悩み別の考え方|たるみ・毛穴・ニキビ跡・首
同じ機器でも、狙う悩みによって設定や回数の考え方が変わります。ここでは悩み別に整理します。
たるみ・フェイスラインのゆるみ
比較的深い層への熱アプローチが求められる領域です。針深度を深めに設定し、あご下やフェイスラインを重点的に施術する組み立てが一般的です。
ただしたるみの原因が皮膚のゆるみか、脂肪の下垂か、骨格由来かによって適した施術は変わります。皮膚のハリを狙う施術で、大きく垂れた脂肪を持ち上げるのは難しいと考えるのが現実的です。カウンセリングで「自分のたるみはどのタイプか」を確認するのが最初のステップです。
毛穴の開き・肌のキメ
浅め〜中程度の深度で、頬や鼻周りを中心に施術するパターンが多い領域です。毛穴の悩みは「詰まりによる目立ち」なのか「たるみによる縦長の開き」なのかで対処が変わります。前者は日々のクレンジングや角質ケアの見直しも並行したほうが実感につながりやすいでしょう。
ニキビ跡の凹凸
もっとも回数が必要とされる領域です。4〜6回以上を見込む説明が多く、費用と時間の負担は大きくなります。凹みの形状(ローリング型・ボックス型・アイスピック型)によって適した施術が異なるため、皮膚科的な診断が特に重要です。単独で完結させようとせず、他の施術と組み合わせる提案を受けることもあります。
首のシワ・質感
首は皮膚が薄く動きの多い部位のため、慎重な設定が求められます。深度を抑えつつ回数を重ねる考え方が一般的です。首は日焼けの蓄積が出やすい部位でもあるので、施術と並行した紫外線対策の継続が欠かせません。
| 悩み | 深度の傾向 | 回数目安 | 併せて見直したいこと |
|---|---|---|---|
| たるみ・輪郭 | 深め | 3〜5回 | たるみの原因タイプの診断 |
| 毛穴・キメ | 浅め〜中 | 3〜4回 | クレンジング・角質ケア |
| ニキビ跡 | 中〜深め | 4〜6回以上 | 凹み形状の診断・併用施術 |
| 首のシワ | 浅め | 3〜5回 | 日常のUV対策・姿勢 |
年代別に考えるモフィウスの位置づけ
同じ施術でも、年代によって「何を狙うか」は変わってきます。
20代後半〜30代前半
この時期の主な関心は毛穴・ニキビ跡・肌のキメが中心になることが多いようです。たるみに対する「先手」として検討する方もいますが、まだ皮膚のハリが保たれている段階では日々のスキンケアと生活習慣の見直しで得られる余地も大きいのが実際です。
費用対効果を考えると、まずは日常のケアを整え、それでも気になる部分に絞って施術を検討する順序が現実的でしょう。
30代後半〜40代前半
毛穴とたるみが同時に気になり始める世代。「毛穴が縦に伸びてきた」「笑うと頬の位置が下がって見える」といった変化を自覚しやすい時期です。モフィウス系が最も相談されやすい年代と言えるでしょう。
この年代では初期集中3〜5回+年1回メンテナンスという設計が現実的に語られます。同時に、睡眠・紫外線対策・保湿という土台がなければ施術の実感は続きにくいという点も押さえておきたいところです。
40代後半〜50代
皮膚のゆるみに加えて、脂肪の移動や骨格の変化も重なってくる年代です。この段階では単一の施術で完結させにくく、複数の選択肢を組み合わせる相談になることが多くなります。
「モフィウスだけで以前の状態に戻す」という期待は現実的ではありません。今の状態を丁寧に整えていくという視点で向き合うほうが満足につながりやすいでしょう。
編集部の一言
年代を問わず共通するのは、施術は「日常のケアを底上げするもの」であって「日常のケアの代わり」ではないということです。数十万円を投じても、睡眠不足と無防備な紫外線が続いていれば、感じられる変化は限られてしまいます。
他の施術との比較|4つの選択肢を並べて考える
モフィウスを検討する際、必ず候補に上がる他の施術と並べて整理しておきましょう。
1. HIFU(ハイフ)との違い
HIFUは超音波を用いて肌の深い層に熱を届ける施術です。針を刺さないため表面のダウンタイムはほぼないとされる一方、表層のキメや毛穴には働きかけにくいとされます。たるみ単独ならHIFU、毛穴やキメも一緒に考えたいならRFマイクロニードル系という整理がよく使われます。
2. ダーマペンとの違い
ダーマペンは針のみのマイクロニードル施術。高周波を伴わないため深層への熱アプローチはありませんが、費用は1回あたり2万〜4万円程度と抑えやすく、導入しているクリニックも多いです。表層のキメや毛穴が主な悩みなら、まずダーマペンから試すという選択も現実的です。
3. フラクショナルレーザーとの違い
レーザーで肌に微細な熱の柱を作る施術。ニキビ跡や毛穴に選ばれますが、機種によってはダウンタイムが長めになったり、色素の悩みに注意が必要な場合があります。
4. 注入系(ヒアルロン酸・スレッドリフト)との違い
ボリュームを足す、あるいは物理的に引き上げる施術です。変化のスピードは速い一方、モフィウス系のように肌質そのものに働きかけるタイプではありません。方向性が異なるため、併用の相談になることもあります。
| 施術 | 主な狙い | 1回費用目安 | ダウンタイム傾向 |
|---|---|---|---|
| モフィウス系(RF針) | たるみ+毛穴・キメ | 8万〜18万円 | 数日〜1週間 |
| HIFU | たるみ・引き締まり | 3万〜15万円 | ほぼなし〜軽度 |
| ダーマペン | 毛穴・キメ・ニキビ跡 | 2万〜4万円 | 数日 |
| フラクショナルレーザー | ニキビ跡・毛穴 | 3万〜10万円 | 機種差大 |
| スレッドリフト | 物理的な引き上げ | 10万〜40万円 | 1〜2週間 |
補足・参考
比較表の費用・ダウンタイムは一般的な公開情報からの目安であり、機種の世代・出力設定・クリニックの方針によって幅があります。またどの施術が適しているかは肌の状態次第で、複数の医療機関でセカンドオピニオンを得るのも有効な手段です。
受けられないケースと6つの注意点
誰でも受けられる施術ではありません。安全に検討するための確認事項を整理します。
1. 施術を避けるべきとされる状態
・妊娠中・授乳中の方
・施術部位に感染や炎症、活動性のニキビが強く出ている場合
・ペースメーカーや体内金属を装着している方(高周波を扱うため)
・ケロイド体質の方
・強い日焼け直後の肌
・重度の糖尿病・血液疾患・免疫抑制状態にある方
いずれも最終判断は医師が行います。既往歴や服薬状況は必ず正確に伝えてください。
2. 麻酔の相談は事前に
針を深く刺す施術のため、麻酔クリームを塗布するのが一般的です。それでも痛みを感じる方はいます。痛みに弱い自覚がある方は、事前に麻酔の選択肢について相談しておくと安心です。
3. 施術後の紫外線対策は必須
熱と針の刺激を受けた肌は、通常より紫外線に対して無防備な状態と考えられます。施術後しばらくは日焼け止めと物理的な遮蔽を徹底することが、余計な色ムラを招かないための基本です。
4. 施術後のスキンケアはシンプルに
赤みが引くまでは、レチノールや高濃度ビタミンC誘導体、AHA・BHAといった刺激になりやすい成分は控えるよう指示されることが多いです。保湿と紫外線対策に絞ったシンプルなお手入れに切り替えましょう。
5. 運動・入浴・飲酒の制限
施術当日の激しい運動、サウナ、長時間の入浴、飲酒は血流を上げて赤みを長引かせる可能性があるため、控えるよう案内されるのが一般的です。翌日以降の再開時期はクリニックの指示に従ってください。
6. カウンセリングで必ず確認したい7項目
・使用する機器の正式名称と世代
・自分の悩みに対して設定する針の深さ
・提示金額に麻酔・初診料・アフターケアが含まれるか
・推奨される回数とその根拠
・セットプランの返金・解約規定
・トラブルが出た場合の連絡先と対応体制
・施術を担当するのは医師か看護師か
注意
その場での契約を強く迫られる、リスクの説明が曖昧、質問への回答が抽象的といったカウンセリングは要注意です。高額な回数契約は一度持ち帰って冷静に検討する余地を確保してください。契約後のクーリング・オフ等の扱いについても事前に確認しておくと安心です。
予算別の現実的な検討プラン3パターン
最後に、予算感から逆算した検討の道筋を3つ示します。
1. 予算10万円以内で試したい
この予算では顔全体1回、あるいは部分1〜2回が現実的な範囲です。1回で大きな変化を期待するのではなく、痛みの程度・ダウンタイムの出方・肌の反応を確かめる「テスト」として位置づけるのが妥当でしょう。
あるいはダーマペン3〜4回に振り分けて、まず表層のケアを試すという選択もあります。
2. 予算30万円前後で本気で取り組みたい
顔全体3回セットが視野に入る予算帯です。初期集中フェーズを一通り終えられるため、施術の性質を実感として掴みやすくなります。
ただしこの金額を投じる前に、日々のスキンケアと生活習慣に穴がないか点検しておきたいところ。睡眠時間・紫外線対策・保湿の3点が整っていない状態で施術を重ねるのは、費用対効果の面で惜しい選択になりがちです。
3. 予算50万円以上で長期計画を立てたい
顔全体5回セットに加えて、必要に応じて他の施術との併用も検討できる予算帯です。この規模になると、単発の施術選びではなく1〜2年単位の計画として医師と組み立てるのが賢明でしょう。
複数のクリニックでカウンセリングを受け、提案内容と説明の丁寧さを比較したうえで決めることをおすすめします。
| 予算 | 現実的な選択 | 期待値の置き方 |
|---|---|---|
| 〜10万円 | 顔全体1回/部分施術 | 反応と体感の確認 |
| 20〜35万円 | 顔全体3回セット | 初期集中フェーズを完走 |
| 50万円〜 | 5回セット+併用検討 | 長期計画として設計 |
よくある質問
- モフィウスは1回だけでも意味がありますか?
- 1回でも肌の反応や施術の感覚を確かめる意味はあります。ただしモフィウス系は複数回を重ねて土台を整えていくタイプの施術として語られることが多く、1回で大きな変化を期待するのは現実的ではないでしょう。一般的には3〜5回を4〜8週間おきに受ける設計が推奨されます。まず1回受けてみて、痛みやダウンタイムの許容度を確認してから継続を判断するという進め方も選択肢のひとつです。感じ方には個人差があります。
- ダウンタイムはどのくらい仕事を休む必要がありますか?
- 一般的には施術当日は人と会う予定を入れず、翌日から2日目までは在宅が望ましいとされます。3日目以降はメイクで対応しながら通常出勤する方も多いようです。ただし針の深さや出力設定、体質によって赤みの続く期間は変わり、1週間以上残る方もいます。大事な予定の直前は避け、2週間以上の余裕を持って施術日を設定するのが安心です。金曜に受けて週末で落ち着かせる計画を立てる方も少なくありません。
- HIFUとモフィウス、どちらを選ぶべきですか?
- 悩みの内容で判断が分かれます。たるみや輪郭のゆるみが主な悩みで、ダウンタイムをできるだけ避けたいならHIFUが候補になります。一方、たるみに加えて毛穴の開きや肌のキメ、ニキビ跡の凹凸も気になるなら、針と高周波を組み合わせるモフィウス系のほうが幅広くアプローチできると説明されます。ただし自分のたるみが皮膚由来なのか脂肪由来なのかで適した施術は変わるため、まず診察で原因タイプを確認することをおすすめします。
- 費用が高いクリニックと安いクリニックの違いは何ですか?
- 機器の世代やグレード、使用する針カートリッジの種類、麻酔や初診料・アフターケアが料金に含まれているか、施術を担当するのが医師か看護師か、といった要素が価格差を生みます。表示価格が安く見えても麻酔代やアフターケアが別途で結果的に総額が変わらないケースもあります。比較する際は「顔全体1回を受けた場合の支払総額」で並べると実態が見えやすくなります。安さだけでなく説明の丁寧さやトラブル時の対応体制も含めて判断してください。
- 施術後のスキンケアで気をつけることは?
- 赤みが落ち着くまでは、保湿と紫外線対策に絞ったシンプルなお手入れに切り替えるのが基本とされています。レチノール、高濃度ビタミンC誘導体、AHA・BHAといった刺激になりやすい成分は一時的に休止するよう指示されることが多いです。また熱と針の刺激を受けた肌は紫外線に対して無防備な状態と考えられるため、日焼け止めと帽子・日傘による物理的な遮蔽を徹底しましょう。具体的な再開時期はクリニックの指示に従ってください。
- ニキビ跡の凹凸にも向いていますか?
- ニキビ跡の凹凸に対して選ばれることがある施術のひとつですが、必要な回数は多くなる傾向があり、4〜6回以上を見込む説明が一般的です。また凹みの形状によって適した対処が異なるため、皮膚科的な診断が特に重要になります。ローリング型・ボックス型・アイスピック型といった分類によっては、モフィウス単独ではなく他の施術との組み合わせを提案されることもあります。凹凸が完全に平らになるわけではなく、目立ちにくくなることを目指すという理解で臨むのが現実的です。
- 効果はどのくらい持続しますか?
- 明確な期間を保証できるものではありませんが、初期集中の3〜5回を終えたあとは半年〜1年に1回程度のメンテナンスに切り替える設計がよく紹介されます。肌の状態は加齢や生活習慣、紫外線の影響で変化し続けるため、一度整えたら永続するというものではありません。睡眠・紫外線対策・保湿という日常の土台が整っているかどうかで、感じられる状態の続き方は変わってくると考えられます。持続の感じ方には大きな個人差があります。
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まとめ|モフィウス検討で押さえるべき要点
モフィウス系の施術は、針と高周波を組み合わせることで表層のキメと深層のハリの両方にアプローチする設計が特徴です。たるみと毛穴が同時に気になり始める30代後半以降に相談されることが多い施術ですが、1回で劇的に変わるものではなく、回数と期間をかけて土台を整えていくタイプだという理解が出発点になります。
費用は顔全体1回で8万〜18万円が一般的な目安、3回セットで22万〜45万円程度。この金額を投じる前に、麻酔代やアフターケアが含まれているか、推奨回数の根拠は何か、セットプランの解約規定はどうなっているかを必ず確認しておきましょう。
そしてもっとも大切なのは、施術は日常のケアを底上げするものであって、代わりにはならないという点です。睡眠・紫外線対策・保湿という土台が整っていなければ、感じられる変化は限られてしまいます。この3つを点検したうえで、それでも気になる部分に対して医師と相談しながら計画を立てる。それが後悔の少ない進め方だと、かおのたね編集部は考えています。
この記事のまとめ
・モフィウスは針+高周波でキメとハリの両方に着目したRFマイクロニードル系施術
・費用相場は顔全体1回で約8万〜18万円、3回セットで約22万〜45万円が目安
・回数は3〜5回を4〜8週間おきが一般的、ニキビ跡は4〜6回以上を見込む
・ダウンタイムは当日〜2日目が山場、見た目は1週間前後で落ち着く傾向
・悩みのタイプ(皮膚由来か脂肪由来か等)で適した施術は変わるため診察が必須
・麻酔代・初診料・アフターケアを含む支払総額で比較するのが判断のコツ
・睡眠・紫外線対策・保湿の土台が整っていることが前提条件
・感じ方には個人差があり、特定の結果が保証されるものではありません

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